お子さんを育てていると、パンフレットやおもちゃ売り場などで
知育という言葉をよく目にします。
でも
「知育」ってどういう意味?
と疑問に思いませんか。
実は知育という言葉は
明治時代に提唱された三育「徳育・体育・知育」からきています。
では三育とは何なのでしょう?
まずは知育の正しい意味を知り
お子さんのかけがえのない乳幼児期に正しい教育ができるようしっかり考えていきましょう。
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知育の意味
知育は『三育』の一つ
実は知育という言葉は
「体育」と「徳育」という言葉とワンセット。
この3つの「育」をまとめて「三育」と言います。
この「知育・体育・徳育」というのは明治時代に日本に入ってきた教育理念です。
当時の教育学者などによって 「日本に必要な人材を育てるにはこの3つをしっかりと教えるべき」 という風潮が起こったのです。
このことから日本の教育基本法も三育を取り入れた方針となっています。
教育基本法
第一章 教育の目的及び理念
…(略)
第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
「幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い」の部分が知育に該当する部分です。
「三育」の意味
「三育」のそれぞれの意味を解説します。
体育 = 体をはぐくむこと。
徳育 = 優しさや、思いやりを育てること。
知育 = 判断力や想像力、思考力を育てること
幼少期の知育と言えば、
「先取り学習して漢字を覚えさせたり九九を覚えさせる」のように勉強させることと思われがち。
ですが、子供に興味のないことをやらせるのは知育の考えからは根本的に外れています。
入園前に数字くらい書けないと…とあせって教えたりしていませんか?
それは大人が見て満足するだけの『勉強』にすぎません。
「勉強」のように知識をただ大人側から教えるのではなく
子供自身が積極的に取り組むことを含めて知育と言えるのです。
幼児によく物を覚えさせるには、何かさせておいて、その経験の中で身につけさせることであって、「覚えなさい」といって学習させることではない。
これはソビエトの学者たちが実験によって見出していることである。
結論として、知育の意味は
だという事をしっかり頭に据えて、お子さんの学習について考えていただきたいと思います。
まとめ
知育というのは子供自身が楽しんで取り組むことのできる学びの基礎
ということがお分かりいただけたでしょうか。
これを踏まえて、知育を皆さんの家庭にも取り入れてみてくださいね!
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